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Demand for AI hardware boosts sales of InfiniBand switches in 2023-2024, but more growth is expected for Ethernet and Optical switches in the next 5 years

October 2023

AIハードウェアの需要により、2023年から2024年にかけて InfiniBandスイッチの売上が増加しますが、今後5年間でイーサネット及び光スイッチの更なる成長が予想されます

LightCountingは、クラウド・データセンター向けイーサネット、InfiniBand、光スイッチの予測を更新しました

2023 年には、AI アプリケーションへの新たな注力により、Nvidia社製システムの売上が増加する見込みです。InfiniBandスイッチASICの売上は、2022年と比較して2023年にほぼ3倍になると推定されています。この力強い成長は2024年まで続き、2025年から2028年にかけて減速しますが、2023年から2028年にかけて年平均成長率(CAGR28%で伸びる見込みです。

イーサネット・スイッチASICの売上は、クラウド・データセンター内の計算ノードへの投資が減少するため、2023年は横ばいになると予想されますが、この市場は2024年に再び成長し始め、その後加速すると見込まれます。クラウド企業の大多数は、独自性の強い InfiniBand ソリューションではなく、オープン・ソースのイーサネット・スイッチを自社のAI インフラストラクチャ運用環境で使用することを計画しています。イーサネット・スイッチの売上は、2023年から2028年にかけて年平均成長率14%で伸びると推定しています。

Googleは、光回線スイッチ (optical circuit switch) に大きく依存するAIインフラストラクチャへの投資も加速しています。他の企業も光回線スイッチを導入し、光回線スイッチをベースにしたデータセンター・ネットワークの利点を活かすことにより、コストと消費電力の節約を図っています。光回線スイッチのハードウェアの売上予測を上方修正し、2023年から2028年にかけて年平均成長率32%で伸びると予測しています。


このレポートには、Co-Packaged Optics(CPO)を備えたイーサネット・スイッチASICの予測も含まれています。CPO導入の影響は、20224月に発行された本レポートの初版で推定した程著しくはありません。これは、スイッチングASICの価格設定に関する推定を修正したことが一因です。また、リニア・ドライブ・プラガブル・オプティクス (LPO)は、レーンあたり100Gのトランシーバーで、同様の消費電力の節約ができる為、CPOの採用にはより時間がかかる可能性があります。現在CPOは主にレーンあたり200Gのスイッチで使用されると予想されていますが、それでも2028年におけるイーサネットスイッチASICの市場規模のうち25千万ドルに相当します。

このレポートでは、クラウド企業に製品を提供している、外販スイッチASICの主要サプライヤー及びシステム・インテグレーターのプロフィールが含まれています。いくつかのサプライヤーは、過去1218か月の間に25.6テラASICの取り扱いを中止しました。インテル社は、Tofinoと言われるスイッチASICラインの開発を終了すると発表しましたが、12.8テラのTofino2世代の販売は継続しています。マーベル社(当時はInnovium)とスタートアップのXsight Labs25.6テラ・スイッチASICのサンプルを出荷しましたが、100GbpsSerDesブロックの問題により、両社はこれらの製品の取り扱いを中止しました。その後、マーベル社は自社設計の SerDes を使用して 51.2テラ・チップをサンプル出荷しています。

システム・インテグレーターのうち、2023年に設立されたMicas Networks Inc.社は、2020年に設立されたRagile Networks Inc.社の資産を引き継ぎました。Ragile社は、はるかに大規模で古い中国のベアメタル・ネットワーク・ハードウェア・メーカーであるRuijie Networks社の米国子会社でありブランドでした。2023 10 月の OCP サミットで、Micas Networks社 は、Broadcom社の 51.2テラのTomahawk5 ASIC をベースにした新しい M2-W6940-128QC を含む幅広いスイッチ・システムを展示しました。また、完全なco-packaged opticsを備えた4Uスイッチ・システムも展示されました。この 51.2テラ CPO システムは、Broadcom社 の Bailly CPO デバイスを使用し、LC コネクタを使用して 128 x 400G-FR4 ポートを備えています。

レポートの詳細については、https://lightcounting.com/report/october-2023-ethernet-infiniband-and-optical-switches-for-cloud-datacenters-211をご覧ください。

注)当レポートは英語で作成されています。日本語版はございません。予めご了承ください。

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